VGAの高橋直哉です。

ゴルフクラブで芝生の上にあるボールを打つとき、芝生が一緒に取れるように打つこと自体は問題ないのですが、その跡を放置しておくと、芝生が枯れて傷んでしまいます。

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目土は強制されるものではありませんが、目土をするかしないかで、芝生の状態は大きく変わってしまいます。

「それを含めてのプレー料金を払っているのではないか」「ゴルフ場のスタッフがやればいいだろう」という意見もあるかと思いますが、目土袋をゴルフクラブと一緒に持って、ショットした跡に土をかければ良いだけの作業なので、なるべくやってあげてください。

ゴルフはキャディなしのスループレーが主流となったこともあり、フェアウェイやグリーンの修繕まで人手が回らないという話を聞きます。

私も初心者の頃は、目土をやれるような心の余裕がありませんでした。
しかし尊敬する先輩ゴルファーから、「目土を1回するごとにゴルフが上達するんだよ。試しにやってみな」と笑いながら言われて、その日から目土をするようになりました。


目土の効果①気分が落ち着いてくる
ゴルフにはミスや失敗がつきものなので、イライラや不満がたまることもあります。
ミスショットで作ってしまったディボット跡を放置して歩き去るのではなく、「次はしっかり打とう」と目土をすることで、気持ちを整理されていくことを感じられます。

目土の効果②自然とゴルフ場への感謝の気持ち
ゴルフ場がなければゴルフをすることができません。
このような素晴らしいスポーツとサービスを提供してくれているゴルフ場、そして自然に対して感謝の気持ちを行動に移すことで、自己肯定感にも繋がります。
「来た時よりもゴルフ場を綺麗にして帰る」ことができれば、スコアはダメだったとしても、グッドプレーが出来たと自分を褒めてあげることができますよね。

目土の効果③同伴プレーヤーに良い影響を与える
多くのアマチュアゴルファーとラウンドしてきましたが、目土をして回るプレーヤーは本当に少ないです。
しかし、私が目土をしながらプレーをしていると、「すばらしいですね」「私もやってみたいんですけど」と、一緒に目土をしてくれるようになります。




グッドゴルファーは、スコアが良いという意味ではありません。
ゴルフ場に対し、自然に対し、同伴者に対して、フェアで規範となるようなプレイが出来ているかが大切です。
私自身、まだまだその域には達していませんが、立派な先輩ゴルファーたちの背中に追いつけるように心がけていきたいと思っています。